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2020年9月上旬、JR東日本が2021年春に終電繰り上げのダイヤ改正を行うことを発表しました。
当初は春先に繰り上げを実施予定でしたが、感染拡大に伴う前倒しの要請を受け、首都圏のJR東日本と大手私鉄の各社は2021年1月20日から終電の繰り上げを実施。
この期間はダイヤ改正ではなく、終電近くの一部列車を運休させて対応しています。
終電の繰り上げはコロナの影響とも言われていますが、実は鉄道関係スタッフの働き方改革を実現する背景があります。
今回は、終電繰り上げが行われる理由や繰り上げによって考えられる影響などを解説します。
2021年春に終電の繰り上げを予定していましたが、2021年1月20日に前倒しの形で実施することを決定しました。
緊急事態宣言に伴い、感染拡大に伴う前倒しの要望を受け、JR東日本や首都圏の大手私鉄などが1月20日から当面の間実施することを決定しています。
この期間はダイヤ改正自体の前倒しではなく、終電近くの一部列車を運休させる形で対応しており、ダイヤ改正による終電繰り上げは3月13日(土)から実施予定です。
首都圏では東京から100km圏の主要路線が終電繰り上げの対象となります。
終電繰り上げの動きは、首都圏だけでなく西日本でも実施される予定です。
JR西日本は2021年3月13日のダイヤ改正で、東海道線などの近畿エリア12路線の最終列車の発車時刻の繰り上げを発表しました。
また、山陽新幹線の「こだま」や在来線特急の平日の列車の運行本数も減らすと発表。
京都線は30分も繰り上げ幅があり、午前0時以降を中心に48本も削減される予定です。
終電繰り上げの背景には、次の2つの理由があります。
①深夜の利用客の減少
②路線点検など保守を行う作業員の労働環境の改善
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、緊急事態宣言による自粛などにより、深夜帯の利用客が減少しています。
外出の自粛やテレワークの浸透により、以前と比べて利用者の姿も少なくなりました。
また、線路の点検などの保守作業は終電以降の時間帯に実施されています。
終電を繰り上げることで1日あたりの作業時間を増やし、工事にかかる日数を短縮することで、作業員の休みを取りやすくするなどの狙いもあるようです。
緊急事態宣言などにより深夜まで飲み歩く機会が減った方も多いかもしれませんが、終電の繰り上げによって起こる影響とはどのようなものがあるのでしょうか?
首都圏では最大37分も早まり、1日当たりの影響人数は2万人と言われています。
終電の繰り上げによって影響を受けるのは、電車の利用者だけでなく飲食店も同様です。
終電の時間が早まるとなると飲食店の利用客にも影響するため、売り上げの減少につながると懸念の声も。
一方では、タクシーは利用客が増える可能性もあり、業界によって影響に差がありそうです。
2021年春に実施されるダイヤ改正に伴う終電の繰り上げですが、繰り上げ理由はコロナの影響による利用者の減少だけではありません。
深夜に実施される線路の取り替えなどの保守工事に携わる社員の働き方改革にもつながっているのです。
終電が10分前倒しになることで、週休2日を導入できるなど、デメリットだけではありません。
飲食店など業界によって影響が予測されますが、ニューノーマルを受け入れていくことも大切になるでしょう。